2018年1月9日
2017年11月23日に日本臨床歯周病学会に院長と衛生士 上葉と山口で参加してきました。
その中で1番興味深かったのは糖尿病専門医の西田先生による歯周病と糖尿病との関わりについての話でした。
歯周病と糖尿病の深い関係について皆さんは知っていますか?
①糖尿病になっていると→高血糖によって歯を支える骨の吸収が促進し、歯周病が進行。
②歯周病になっていると→歯茎の炎症によって血糖コントロール(血糖値)が悪化する。
この2つによって
歯周病があると血糖コントロールが難しく、
糖尿病があると歯周病が進行しやすくなります。
血液検査でCRPという項目を見た事がありますか?
CRP値が高いと身体のどこかで炎症が起きているという事です。
また、この値が高くなると、インスリン抵抗性が悪化し、血糖値が上がってしまいます。
CRPの数値 0.2mg/dl前後 歯周病
0.04mg/dl前後 歯肉炎
0.02mg/dl以下 健康
内科では異常がなくても歯科ではこの数値で口の中の炎症度合いが分かります。
定期的なクリーニングを行い歯茎の炎症をなくす事により、
CRPと血糖値の数値を下げる事につながります。
口の中だけがスッキリするのではなく、
全身の健康にも繋がっていくので定期的なクリーニングをお勧めします。